交通事故死の約2倍?!冬の入浴に気をつけて

寒い季節、入浴中に溺れてしまう事故が増えています。

お風呂で「頭がくらくらする」と感じたことはありませんか？特に高齢者は要注意！

急な「温度差」でショック

テレビなどで「ヒートショック」という言葉を耳にしたことはありませんか？

冬場のお風呂や室外などで、体が急な温度の変化にさらされると、血圧が大きく上下し、そのために

• めまい
• 立ちくらみ
• 失神
• 心筋梗塞
• 不整脈
• 脳梗塞

など、体に深刻なダメージをうけてしまいます。入浴中に一時的な失神などを起こすと、溺れてしまう事故につながります。

特に、高齢者は血圧を一定に保つ機能が衰えてくるため、注意が必要になります。

とくに注意してほしいのは

• 高齢者
• 高血圧の方
• 生活習慣病（糖尿病、高血圧、脂質異常など）の持病がある方
• 動脈硬化の傾向がある方
• 熱い風呂が好きな方
• 飲酒後にお風呂に入る方
• 水分をあまり摂らない方

などは、とくに注意が必要です。

どうしたら防げるの？

１．入浴前に脱衣所をあたためる

廊下やトイレも要注意！脱衣所にヒーターなどをおいてあたためましょう。

暖房がないときは、お風呂のお湯をシャワーからはる、お風呂のお湯がたまったら充分にかきまぜ、蓋を開けておくなどして浴室をあたためておきましょう。

２．湯温は41℃以下、10分が目安

熱いお湯や長湯が好きな方は要注意です。浴槽から出るときは急に立ち上がらないようにしましょう。

3.かけ湯をしてから入るとよし

足の先など、心臓から遠い場所から肩の方までだんだんとお湯をかけて慣らすと、急な血圧の変化をふせぐことができます。

4．夕食前、日没前に入浴

昼間の温度差が少ないうちにお風呂に入りましょう。

お酒をのんですぐ、食後すぐに入浴するのは避けましょう。

5．ご家族と同居の方は、入浴前に一声かけて

6．体調のすぐれないときは、サウナや入浴は控えましょう

お風呂は健康的に

1日の疲れをいやし、リラックスさせてくれるお風呂。

冬場の温度差にはじゅうぶん気をつけて、健康的に入浴しましょう！

（政府広報オンライン：交通事故死の約2倍？！冬の入浴中の事故に要注意！より、一部抜粋しました）